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高歌哄笑-古賀武夫エッセー-


平成十七年1月号「2005 大変貌を遂げる道場」

2005 大変貌を遂げる道場

皆様明けましておめでとうございます。今年も一年よろしくお願い申し上げます。

さて、今年は道場創立二十五周年、四半世紀を数え、道場は大変革を遂げようとしています。すでにこの三学期、四月からの新年度に向けて、道場は、ゆっくり、じっくり、大きく変貌を始めています。

まず英語道場では昨年末で、道場に長年貢献されていた末次摂子先生が退職され、(株)タカタ九州は昨年の英語ミュージカルで一躍デビューし人気者となった中野薫先生が新しく担当、そして道場での授業には、何と、あの土井美智子先生が久しぶりで復活されました。どんちゃんこと土井美智子先生は、25年前、道場が始まったとき以来のスタッフで、現在の本職は、会議通訳、同時通訳などのプロの通訳者でもあり、しかも通訳者の先生でもあるのです。お二人以外にも、新しいスターがその時を待っています。

人が変われば内容も当然変わってきます。英語道場本来の目的である「語学の達人」養成、「英語を学ぶ」から「英語で仕事をする」に向けてこれから更にフル回転していきます。

二つ目は空手道場の方です。現在の私、そして田村将策、古賀大之指導員他、岩?正さん、杉野和正君他を中心とした指導体制を一層強固なものにするため、道場生え抜き、おなじみの吉村洋祐(東京外国語大学空手部前主将)が、三月中旬から十一月末ごろまでの予定で、古賀道場の指導員として子どもから大人までの指導にあたることになります。強力な助っ人、現役ばりばりの選手を先生に迎えることで、みんながますます元気になってもらいたいと願っています。
また、吉村洋祐は、卒業前にぜひとも視野を広げたいとの希望から道場の指導員を務めますが、同時に、英語をぜひ仕事に使えるものにしたいと、これから猛勉強をしながら地球市民の会のインターンとしても、国際協力の分野で勉強をしていく予定で、とても忙しい八ヶ月となることでしょう。

三つ目は、「土ようたまてばこ」(夢の学校設立準備会主催)に関することです。昨年十月に始まった「土ようたまてばこ」には、現在三十八名の小学生の皆さんが参加していますが、まさに玉手箱、何が飛び出すかわからない、子どもたちも親御さんも素晴らしいプロのおかしら(先生)集団も毎回大興奮、大満足の授業を展開しています。

この玉虫色の「土ようたまてばこ」と来年四月開校予定の「夢の学校」(小学校のみ)には、道場関係者、地球市民の会関係者もたくさん参加され、企画運営にあたっておられるわけですが、ここにも、道場育ちの若者が、大学卒業後、または社会人を経験後、大挙舞い戻ってきてくれそうな嬉しい予感がしています。

さて、五月からは「土ようたまてばこ」の二期目が始まる予定ですが、一案として、現在の内容に加え、更にバージョンアップ、月曜から金曜までのたまてばこを開講して「読み書き計算」(国語算数)を導入したらどうだろうということも考えられています。

というわけで、これから一年間は、色々な要素が相互に高めあい、大きな変化の年になります。また多くの異彩を放つ人間力に満ちた方々が多数集まってこられることでしょう。スリルと興奮、わくわくどきどきしながら、春の訪れを待つ私であります。皆さんも、ぜひ大きな視野から、一緒に夢を見、道場の発展にご協力賜れば幸いです。

年頭に際し、皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

(平成17年1月17日 古賀武夫)